
体形をカバーしてくれたり、足長効果もあるとワイドパンツが流行中。春先も引き続き活躍間違いなしのアイテムですが、おしりや膝裏の部分にシワがたまっていては台無しです。 自分では気づきにくい部分ですが、意外と他人には見られています。清潔感を損なわないよう、しっかりアイロンがけをしてから着こなしませんか?
そこで今回は、「洗濯王子」の愛称で知られる洗濯アドバイザー・中村祐一さんに、上手なパンツのアイロンがけの方法を教わりました。
◆パンツのシワが簡単きれいに。縫い目をつぶさずにアイロンをかけるのがコツ
パンツ全体のシワをきれいに伸ばすのは意外と難しいもの。コツを抑えたアイロンがけできちんと手入れした服を身に着ければ、おしゃれ感もよりアップします。パンツを裏返してアイロン台にのせ、生地をのばすようにしながら平らにならし、裾からウエストに向かって縫い代にアイロンをかける。
ポケットの袋部分にもアイロンをかけると、仕上がりがきれいに。
パンツを表に返し、アイロン台の先が細くなった部分に腰回りの部分を入れて、少しずつずらしながらかけていく。
アイロン台に脚の部分を片方ずつのせ、裾からウエストに向かってスチームをオンにしてかけ、オフにしてウエストから裾に向かってかける。両脇の縫い目の部分はつぶさないようにするのがポイント。
片脚ずつ、両脇の縫い目をぴったりと重ね、ずれないよう指で押さえながらかけて。
普通のパンツと同様にアイロンをかけ、最後にラインをつける。両脇の縫い目を重ねて内側から片脚全体にかけ、写真の1~6の順に縫い目の部分から外側に向かってかける。反対側も同様に。
どんなにおしゃれなアイテムを身に着けていても、シワがよっていたり、くたびれていてはだらしない印象を与えてしまいます。ファッションは、年齢を重ねるほど清潔感が大切になってくるもの。きちんと手入れした服を着こなして、おしゃれ感をアップさせましょう。手入れをすることで、お気に入りのアイテムが風合いよく長もちするメリットもありますよ。
<撮影/山川修一 取材・文/ESSE編集部>